私たちUNIX TOKYOは日々、さまざまな企業さまのユニフォームづくりに携わっています。
ユニフォームは、ただ“着るもの”ではありません。社員のモチベーションを上げたり、お客様からの印象を変えたり、時には採用にも良い影響を与える「会社の顔」という一面を持っているのです。
そこで、会社のユニフォームを導入・リニューアルしたい企業さまに向けて、失敗しない選び方や導入の流れ、そして実際に私たちが手がけたリアルな事例をお伝えします。
「会社のユニフォームを新しくしたい」「制服を変えたいけれど、どんな制服が良いかわからない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
会社のユニフォーム、どうやって選んでいますか?
服装の自由化やカジュアルな働き方が進み、ユニフォームや制服に対して古いイメージを持たれることもあるかもしれません。
でも実際には、「企業ユニフォーム=ブランディング戦略の一部」として捉える企業が増えています。制服を変えることで、社外への印象だけでなく、社内の意識改革にもつながるのです。
ユニフォームを変えると、お客様が受ける印象だけでなく、社員の意識も変わります。「身なりが整うと、気持ちも引き締まる」「仕事に誇りを持てるようになった」そんな声を、私たちはたくさん聞いてきました。
ユニフォームは、企業文化そのものを形にするツールにもなるのです。
ユニフォームを選ぶ際の5つのポイント

ユニフォームづくりを始めると、「思ったより決めることが多くて大変…」と感じる方も多くいらっしゃいます。
デザイン、色、素材、機能性、コスト、社員の意見。どれも大切だからこそ、何から手を付けるべきか迷ってしまいますよね。
ここでは、私たちUNIX TOKYOがこれまで数多くの企業ユニフォームを手がけてきた経験から、ユニフォームを選ぶ際に大切な5つのポイントをお伝えします。
①自社らしさを伝えるための「コンセプト」
最初に決めるべきは、「ユニフォームでどんな印象を与えたいか」です。
ユニフォームといっても、接客業なら清潔感・親しみやすさ、クリエイティブ系なら洗練・個性、製造・現場系なら機能性・安全性と、目指す方向がまったく異なります。
「おしゃれな制服を作りたい」というスタートでももちろん良いですが、「自社らしさを伝えるための服」を目指すのが、ユニフォーム導入の成功のポイントです。
②会社の印象を決める「デザイン・カラー」
ユニフォームのデザインとカラーは、会社の第一印象を左右します。
ロゴカラーを取り入れた統一感のあるデザインにすると、一目で「〇〇社のスタッフだ」と分かる“ブランド認知”にもつながります。逆に、デザインがバラバラだとチームの一体感が損なわれてしまうことも。
カラーコーディネートや配色心理を踏まえて、「見る人にどう印象づけるか」をデザイン段階から考えていくことが大切です。
③着る人の動きやすさを最優先した「機能性・素材」
ユニフォームを長く着てもらうために欠かせないのが、機能性です。
「動きやすい」「汚れにくい」「乾きやすい」「ムレない」「シワになりにくい」など、現場の環境によって求められる機能はさまざまです。
それぞれの職種に合わせて必要な機能や素材を考慮すると、ストレスなく着用できるでしょう。
④「社員の声」を取り入れて愛着のある制服に
せっかく新しいユニフォームを作っても、社員が「着たくない」と感じてしまったら残念ですよね。
デザイン提案時にスタッフアンケートを取ったり、サンプル作成時に実際に試着してもらったりすることで、内装にマッチするのか、業務効率化が図れるかなどをチェックでき、デザインを確定させていきます。
アンケートを取ったりすると、「このポケットの位置が使いやすい」「袖丈をもう少し短くしてほしい」など、リアルな意見が集まります。
そういった声を反映すると、「自分たちで選んだ制服」という愛着が生まれ、自然とスタッフのモチベーションが上がっていくでしょう。
⑤長く使うための「運用・メンテナンス」
意外と見落とされがちなのが、導入後の運用です。
- 新入社員の分をどう追加するか?
- 破損や汚れた場合の交換は?
- 季節ごとの切り替えは?
- クリーニングをどうするのか?
あらかじめこうした運用設計を考えておくと、スムーズに対応できます。
UNIX TOKYOのユニフォーム製作の特徴
ユニフォームづくりで大切なのは、ただ単に、見た目のデザインを整えることだけではありません。着る人の使いやすさや働きやすさ、さらに企業らしさを反映させることも重要です。
UNIX TOKYOでは、元・着用者ならではの現場目線と、企業の個性を引き出すデザイン力を組み合わせ、「企業の顔」として活躍するユニフォームをつくっています。
①元・着用者だからこそできる、現場目線の提案

私たち自身もかつて、ユニフォームを着て働いていた経験があります。
だからこそ、動きやすさや洗濯のしやすさ、そして企業イメージとのバランスにどれほど気を遣うかを、身をもって理解しています。
その経験を活かし、着用者と企業の双方にとって心地よいユニフォームの提案をいたします。
②“らしさ”を引き出す、共創型デザイン力

私たちが手がけるのは、既製品ではないフルオーダーのユニフォーム。大切にしているのは、対話を通じて企業の想いや理想の未来像を丁寧に汲み取ること。そのうえで “らしさ” を目に見える形に仕上げる、共創型のデザインをご提案します。
また、日本を代表するアパレルブランドであるUNITED ARROWSのデザインへのこだわりは、私たちのユニフォームづくりにも大きく活かされています。
③ブランディングに貢献するユニフォームづくり

制服は単なる仕事着ではありません。顧客への視認性を高めるだけでなく、採用活動への影響力も大きいことを、私たちはこれまでの経験で実感しています。
UNIX TOKYOでは、ユニフォームを企業ブランディングのツールと捉え、企業イメージの向上に貢献するユニフォームづくりを行っています。
UNIX TOKYOのユニフォーム導入事例
ここからは、実際にUNIX TOKYOが手がけた、企業ユニフォームの導入事例を紹介します。
バリュエンスジャパン株式会社

中古ブランド品やブランド古着の通販サイト「ALLU」を運営する、バリュエンスジャパン株式会社のオーダーメイドユニフォームを制作しました。
循環をテーマとした店舗では、リユース資材の活用や環境負荷削減量を示す「Resale Impact」タグの導入など、持続可能な取り組みが推進されています。
新宿店のオープンに合わせて制作した新制服は、明るいアースカラーのセットアップで、動きやすさと快適な着心地を重視。視認性と親しみやすさが高まり、スタッフのモチベーション向上にもつながっています。
ほうとく保育園、ほうとくLALA保育園

茨城県水戸市のほうとく保育園・ほうとくLALA保育園では、和太鼓やスポーツ、料理、野菜の栽培など多彩な活動を通じて、子どもたちの豊かな成長を大切にされています。保育士離れが進む中、職業への関心を高めたいという想いから、初めてのユニフォーム導入をお手伝いしました。
曜日ごとに色を変えたおしゃれなデザインで、セレモニーにも対応できるベストを制作。私服に重ねてエプロン代わりに着用できるほか、シワになりにくく自宅洗濯も可能です。
導入後は職員・保護者・来園者からも好評で、保育士の皆様が楽しみながら働ける環境づくりに貢献しています。
musico ムジコ

ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さんが2022年4月に始められた新たな取り組みとして、子どものためのヴァイオリン教室「musico」があります。学童で行われるこの教室では、高嶋さんがプロデュースする12人のヴァイオリニストが講師を務め、子どもたちに音楽の楽しさを伝えています。
制服には白いブラウスを採用し、清楚さと親しみやすさを両立。ウエストのカラフルなリボンがアクセントとなり、先生たちが色を選ぶ時間もレッスン前の心の準備に。
子どもたちからも「私も着たい!」と好評を得ています。
DOG SUITE ドッグスイート

2023年3月、株式会社ウッディーポケットが運営するドッグサロン「DOG SUITE」が、愛犬家と愛犬のためのスイートルームをコンセプトにオープンしました。
清潔感と誠実さを大切にしたオーダーメイドユニフォームは、インテリアに合わせたブルーのグラデーションで爽やかに統一。首元のボウタイリボンが女性らしさを演出し、犬の毛が付きにくく速乾性のある素材や誤飲防止のデザインなど機能面にもこだわりました。
快適な着心地と高いデザイン性で、サロンの新たな門出を華やかに彩っています。
三菱電機イベントスクエア METoA Ginza

三菱電機の製品やテクノロジーを体験できる「METoA Ginza」にて、スタッフユニフォームの運用がスタートしました。2020年末から約10か月をかけて完成したこのユニフォームは、施設の顔として活躍するスタッフの皆様に着用いただいています。
ワンピースとボレロにスカーフを組み合わせ、イメージカラーの黄色をアクセントにグレーとネイビーで上品にまとめました。スカーフは専用ループに通すだけで美しい形が整い、華やかさと機能性を両立。
クライアントの想いを形にし、空間の価値を高める一着となりました。
株式会社サンワカンパニー

住宅設備機器や建築資材を幅広く取り扱う、株式会社サンワカンパニーのショールームユニフォームをご紹介します。
商材から感じられる「シンプルで上品、信頼のおける品質」という印象を反映し、安心感と誠実さを表現できるブラックのノーカラージャケットを制作しました。襟やポケットに切替えを施し、シンプルながらも洗練されたデザインに仕上げています。
「くらしを楽しく、美しく」を掲げる同社のショールームでは、商品が主役でありながら、スタッフが心地よく働ける制服もまた大切な要素と考えています。
株式会社TASAKI

古くから多くの人々に愛されてきた真珠。その養殖研究を先導し、今ではブライダルからファッションジュエリーまで幅広く展開する日本を代表するジュエラー、TASAKI。そのTASAKIを支えるジュエリー職人のために、ショップコートをお作りしました。
お客様の目に触れることはなくとも、作品に誇りと自信を持って臨めるようにとの想いを込めた一着です。要望は「仕事の邪魔をしないコート」。外側のポケットやボタンを排し、機能を内側に集約することで、安全性と作業効率を両立しました。
現在では職人の象徴として社内に定着し、袖を通すたびにTASAKIの一員としての誇りを感じていただいています。
札幌観光ブライダル・製菓専門学校

札幌にある専門学校では、創設から28年で6,000人以上の卒業生が観光・ブライダル・エアライン業界で活躍しています。生徒たちはオリジナル制服に身を包み、礼儀や細やかな接客サービスを学びながら即戦力を身につけています。
制服は身なりを整えるだけでなく、生徒一人ひとりが学校の看板となり、後輩の憧れとなる役割も果たします。
導入から5年、街中や就職活動の場面でも印象を残す存在に。制服を通して、知識・技術だけでなく人となりやおもてなしの心を育み、未来のプロフェッショナルを応援しています。
日本カルミック株式会社

ウォッシュルームやトイレ向け衛生製品で高いシェアを誇るカルミックは、創業50周年を機に新しい制服としてブルゾンの制作を行いました。
幅広い年齢層のスタッフが着用するため、動きやすく軽量で防寒性のあるパターンと、ネイビーとホワイトを基調にした清潔感のあるカラーリングを採用。スポーツウェアを意識したスマートなデザインと快適なサイジングにより、スタッフのモチベーション向上と会社の印象向上を両立しています。
ユニフォームは単なる作業着ではなく、会社の看板として誇りとやる気を支える重要な役割を担っています。
よくあるご質問
Q:ユニフォーム制作のプランを教えてください。
A:完全オリジナルの製品をお作りする「フルオーダー」、既製品の色や生地を変えて生産する「セミオーダー」の2つのプランをご用意しています。制作期間の目安は、フルオーダーが約6ヶ月、セミオーダーが約4ヶ月です。
Q:ユニフォーム制作の流れを教えてください。
A:フルオーダーの場合、ヒアリング→デザイン提案→サンプル作成→採寸→量産→納品の順に進行いたします。セミオーダーの場合は、ヒアリング→デザイン提案→生産→納品となります。制作アイテムや時期により制作期間は異なりますのでまずはお気軽にご相談ください。
Q:ユニフォームの価格はどのくらいですか。
A:アイテム、デザイン、素材、オーダーする着数によって異なります。まずはご要望を伺った上でお見積もりを作成いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q:ユニフォームについて相談したいのですが、費用はかかりますか?
A:ご相談はすべて無料で承っております。ご相談フォームまたはお電話にてお気軽にご連絡ください。
まとめ
ユニフォームは、ただの「仕事着」ではありません。それは、会社の理念や想いを“かたち”にするものです。
毎朝袖を通すその服が、社員の誇りになり、お客様に安心感や信頼を与える。そんな瞬間を、私たちはこれまで何度も見てきました。
どんなに便利な世の中になっても、“人”が対応し、“人”が動かすのが会社です。だからこそ、ユニフォームには人の温度が宿ります。
「制服を変えたら、会社の空気が明るくなった」「社員が自信を持って接客できるようになった」「ブランドの世界観をユニフォームで表現できた」
そんな言葉を聞くたびに、私たちUNIX TOKYOの仕事は、ただのデザインではなく
“企業の想いを纏わせること”なんだと感じます。
「自社らしさを表現できるユニフォームをつくりたい」そんな企業さまは、ぜひ一度UNIX TOKYOまでご相談ください。貴社の想いを伺いながら、一緒に最適な形を作り上げていきます。



