グレーの制服を着用したレストランスタッフ

事例紹介

印象が変わる、ブランドが伝わる。レストラン制服のこだわりと導入事例

レストランの制服は、お客様が最初に出会う“お店の顔”であり、料理や空間と同じくらい、そのお店らしさを伝える大切な役割を持っています。統一感のある制服は、サービスへの信頼感にもつながり、スタッフ同士の一体感も育ててくれます。

ここでは、レストランの制服選びでよくあるお悩みや、ユニフォームづくりのポイント、そして私たちUNIX TOKYOで制作可能なユニフォームや導入事例をご紹介します。

「今の制服、ちょっと見直したいかも…」とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

レストランの制服は「おもてなし」の第一歩

レストランで白いユニフォームを着用している男性スタッフ

レストランの制服は、お客様にとって最初に触れる「おもてなし」といえます。

たとえば、お店の扉を開けてすぐに目に飛び込んでくるのは、スタッフの立ち姿や制服の雰囲気。そのとき感じた印象が、そのお店の空気感として記憶に残ることもあります。それくらいお店の印象を左右する大切な存在なのです。

また、制服にはコンセプトを可視化する役割もあります。どんな料理を提供するのか、どんなお客様に来てほしいのか。そうした想いをユニフォームに反映することで、形にすることができるのです。

レストランの制服、こんなお悩みありませんか?

厨房で働く男性の写真

私たちがユニフォームのご相談を受ける中で、このようなお悩みをよく耳にします。

「デザインは気に入ってるんだけど、どうも動きにくくて…」

「スタッフによって着こなしがバラバラで、統一感がない気がする」

「お店の雰囲気と、制服のイメージがちょっと違う」

「洗ってもすぐシワになって、手入れが大変」

どれも、実際に現場に立つ方のリアルな声です。私たちUNIX TOKYOのメンバーは、レストランのサービススタッフやキッチンスタッフとしての経験があるため、こうしたお悩みにはとても共感できます。

レストランの制服選びのポイント

白い制服を着用したレストランスタッフ

「自分たちのお店には、どんなユニフォームが合っているんだろう?」と迷っていらっしゃる方に、私たちがよくお伝えしているのが、次の5つのポイントです。

①コンセプトとの一貫性

制服は、コンセプトを可視化する役割があります。そのため、内装・メニュー・接客との世界観がズレないことは大切なポイントです。

②機能性の高さ

動きやすさ、通気性、耐久性など、快適な着用感が、サービスの質の底上げにつながるでしょう。

③デザイン性

「この店、なんだか素敵だな」と思わせる魅力的なデザインも、お店のイメージに影響します。

④長期使用を考えた設計

見落としがちですが、常に制服を清潔に保つためにも、頻繁な洗濯に耐えうるつくりであることは大事なポイントです。

⑤スタッフの満足度

サイズ展開や着心地の良さは、働くスタッフのモチベーションに直結します。気持ちよく働けることが、何より大切です。

UNIX TOKYOのレストランユニフォーム

レストランで配膳している女性スタッフ

UNIX TOKYOのクライアントの上位を占めている飲食業界。私たちは、元サービススタッフとしての現場目線を大切にして、ヒアリング・提案を行っています。

内装、ホームページ、メニュー、スタッフの雰囲気、客層などを丁寧に伺い、既存店舗なら顧客体験をすることで、スタッフの方の動きも考慮したユニフォームをご提供しています。

全てを一から自由に設計できる「フルオーダー」はもちろん、既製品から選んでいただく「セミオーダー」も可能です。

また、動きやすさと美しいシルエットを両立した《オリジナルコックコート》をはじめとする独自開発品も展開しています。

白いUNIX TOKYOオリジナルのコックコートを着用している男性

ユニフォーム制作の流れ

トルソーにコックコートを着せているスタッフの写真

実際にご依頼いただいた場合、次のようなスケジュールで進めていきます。UNIX TOKYOでは、経験豊富な専任スタッフがご相談から納品までわかりやすく丁寧にサポートいたしますので、安心してお任せください。

フルオーダーの場合(納品まで:約6ヶ月)

  1. ヒアリング:まずはお客様と対話しながらユニフォームに求めるご要望やお客様のことを理解していきます。その中でお客様が本当に解決したいことを考えます。
  2. デザイン提案:レストランのあるべき姿をデザインで表現し、そのお店らしさが際立つオリジナルユニフォームを提案します。
  3. サンプル制作:決定したデザインをもとにサンプルを制作し、実際にご試着いただいて見た目の印象や着心地、強度などを確認します。
  4. 採寸:採寸が必要なアイテムについては、採寸用サンプルによりスタッフのみなさんお一人おひとりのサイズを確認し、調整していきます。
  5. 量産:国内または海外の工場にて生産し、最終検品まで行います。
  6. 納品:お客様のもとへお届けします。追加生産のタイミングで新たなご要望などを反映することも可能です。

セミオーダーの場合(納品まで:約4ヶ月)

  1. ヒアリング:まずはお客様と対話しながらユニフォームに求めるご要望やお客様のことを理解していきます。その中でお客様が本当に解決したいことを考えます。
  2. アイテム選定:弊社の既存アイテムの中からご要望に合わせてアイテムを選定します。
  3. 量産:国内または海外の工場にて生産し、最終検品まで行います。
  4. 納品:お客様のもとへお届けします。追加生産のタイミングで新たなご要望などを反映することも可能です。

実際に導入いただいた飲食業の事例

UNIX TOKYOがこれまでユニフォームを手がけてきたレストラン・飲食店は多岐に渡ります。実際に導入いただいたお店の事例をご紹介いたします。

「なんとなく理想のイメージはあるけれど、言葉にするのが難しい…」と感じている方は、ぜひこうした事例を参考にしてみてくださいね。

フレンチレストラン

apothéose(アポテオーズ)

ベージュの制服を着たレストランスタッフとコックコートを着用したシェフ

15年にわたりフランス・パリで研鑽を積み、5年連続ミシュラン1つ星を獲得した経験を持つシェフ・北村啓太氏が、日本で手がけるフレンチガストロノミー〈apothéose(アポテオーズ)〉。店名はフランス語で“頂点”を意味し、常に進化を追い求める姿勢を象徴しています。

東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワー最上階に構える店内は、和と北欧が融合した上質な空間。これに調和するよう、サービススタッフにはミニマルで上品なベージュのセットアップをデザインしました。

一方、北村シェフが着用するのは、12年以上愛用してきた〈CLEMENT DESIGN〉のコックコート。装いへのこだわりが、レストラン全体の美意識にもつながっています。

料理だけでなく、生産者の想い、空間、音、香り、そして装いまでが一つに融合することで、本当の美味さや豊かさに触れる場所となったapothéose。すべての要素が互いを引き立て合い、訪れる人の記憶に深く刻まれるその一端を、私たちのユニフォームも担っています。

LE BISTRO(ル ビストロ)

ブルーのストライプのエプロンを着用した女性スタッフ

敷居の高い印象を払拭し、フレンチをもっと気軽に日常的に楽しんでほしい。そんな想いから誕生した「LE BISTRO」。伝統的なフレンチを踏襲しながらも、自然製法やオーガニック食材にこだわったお料理も味わえるレストランです。

ユニフォームは、お店の世界観を映すように、クリーンでリラックス感のあるスタイリングを意識しています。清潔感のあるサービスシャツは、第二ボタンまで開ける着こなしでも上品さを保てるよう設計され、前立てにはショップロゴの刺繍を施しました。

ブルーストライプのタブリエ(エプロン)は、ナチュラルな温かみを添え、店内に差し込む自然光とも美しく調和しています。ユニフォームが空間に馴染み、お店のムードをつくるユニフォームとなりました。

ダイニングレストラン

BLUE YARD(ブルーヤード)

ダイニングバーで接客するレストランスタッフ

大阪駅直結の「BLUE YARD」は、アメリカ西海岸を思わせる開放的な空間で、肉料理とナチュラルワインを味わいながら、とびきりの音楽が楽しめる遊び場として2024年7月にオープンしたダイニングレストランです。

ホールスタッフのユニフォームは、爽やかなブルーのシャンブレー素材のドローコードシャツ。裾の絞り具合を調整できるようにしたため、体型や性別に左右されず誰でも着やすい仕様となっています。

キッチンスタッフは、珍しいオープンカラーのコックシャツで、カジュアルな統一感と快適な通気性を両立。レザーの首紐のデニムエプロンは、経年変化も楽しめるデザインです。

全てのアイテムはユニセックス仕様で、コストや在庫管理の効率も向上。既製品では叶わない、空間と調和したオリジナルユニフォームが、お店の世界観を引き立てています。

Balcony BY 6th(バルコニーバイシックスス)

ベージュの制服を着たレストランスタッフ

有楽町で親しまれた「6th by ORIENTAL HOTEL」が、2023年11月、麻布台ヒルズタワーに「Balcony BY 6th」として移転オープン。広々としたバルコニー席や活気あるオープンキッチンを備えた、洗練されたオールデイダイニングです。

リニューアルにあわせて、制服も以前よりシックでモダンな空間に調和するデザインへ再構築。メンズは比翼仕立てのブルゾン風トップスを、ウィメンズはアシンメトリーなレイヤードと長めのカフスがポイントのバンドカラーシャツを採用しました。トップスとパンツのシンプルなスタイリングで、ミニマルでスタイリッシュな印象のユニフォームが誕生しました。

白・ベージュ・オリーブなどのアースカラーでインテリアとの一体感も演出。オーダーメイドユニフォームが店舗の世界観を体現し、ブランド価値の向上に寄与しています。

TOKYO NODE DINING(トーキョーノードダイニング)

グレーのジャケットを着用したレストランスタッフ

2023年10月、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが開業し、その高層階に誕生したのが、アートやテクノロジーが融合する情報発信拠点「TOKYO NODE」です。45階の「TOKYO NODE DINING」は、ステーションタワー内唯一のオールデイダイニングとしてオープンしました。

私たちは、アートギャラリーとレストラン・バーカウンターがつながるこの場所にふさわしいユニフォームとして、「美術館学芸員の理想像」をコンセプトにデザインを提案。黒のシャツ・パンツにショップコートを羽織るミニマルな装いで、ブラックとグレージュの落ち着いたカラーリングが、近未来的な空間に自然に溶け込みます。しわになりにくく軽い素材で、仕事中のストレスも軽減できます。

フレンドリーな接客と王道イタリアンが味わえる心地良いレストランのオープンに合わせた飲食店のユニフォームの事例です。

洋菓子店

株式会社ヨックモック

白とベージュ、黒の制服を着用した飲食店スタッフ

株式会社ヨックモックの制服リニューアルに携わりました。目的は、現場の不満を解消し、ブランドイメージをより強く反映した制服で社員のモチベーションと企業価値を高めること。

歴史あるエレガントなスタイルを継承しつつ、フリルや刺繍で上品さを演出。ブランドの象徴「シガール」をイメージしたベージュのグラデーションで、ヨックモックらしい個性を際立たせています。

機能面では、速乾性の高い生地を採用し、アウトスタイルのトップスにしたことで、熱がこもりやすいというお悩みを解消しました。また、エプロンからポーチに変更したことで、シルエットの崩れを防ぎ、スマートで上品な印象になるように配慮しています。

ブランド価値を支えるユニフォームの力を、改めて感じるプロジェクトとなりました。

Morozoff(モロゾフ)

グリーンのリボンが付いたネイビーのドットブラウスと黒の帽子を着用した飲食店スタッフ

全国に300店舗を展開するお菓子の小売店「モロゾフ」では、制服の運用が最大の課題でした。

「辞めたスタッフが制服を返さない」「お店のロッカーに置きっぱなし」「洗濯せずに放置されて匂いが取れない」など、運用に関するストレスとコストは、店舗数が増えるほど深刻になります。

そこで私たちは、在庫管理・クリーニング・配送までを一元管理するスキームを構築。使用済み制服は一箇所に集め、クリーニング、簡単なお直しを行って専用の物流倉庫で管理し、必要な店舗へ再配送する仕組みを整えました。

ユニフォームの運用は、企業の規模や人の出入りに応じた最適解が必要です。私たちは、デザイン性の高いユニフォームをつくるだけでなく、ストレスの少ない長期運用の仕組みまで含めてご提案しています。

精肉店

精肉「日山」

ネイビーと赤のエプロンを着用した精肉店スタッフ

創業100年以上の歴史を持ち、和牛を中心に日本の食文化を支えてきた日山グループ。今回は、老舗の精肉「日山」のユニフォームリニューアルをお手伝いしました。

「現場の印象を、制服から変えたい」というご要望に応え、伝統にふさわしい品格と地域に根ざした温かさ、その両立を目指したデザインに。コックコートは、美しいシルエットと動きやすさを重視。肩のアクションプリーツや肘部分の立体構造で、作業時の快適さを実現しました。エプロンは、業務内容や接客スタイルに合わせて2種を展開。ブランディングと実用性を兼ね備えています。

導入後は「動きやすい」「見た目に気が引き締まる」とスタッフの皆様からも好評をいただいています。制服がスタッフの“誇りを持って働くためのスイッチ”となることを実感しました。

レストランの制服選びに役立つ豆知識

白いコックコートや黒いパンツがかけられているハンガーラック

実際の事例を見て、デザインのイメージは浮かんできましたか? ここで、制服を選ぶ際に役立つちょっとした豆知識をお伝えします。

レストランの制服によく使われる素材

  • ポリエステル:シワになりにくく、乾きやすい。
  • 綿(コットン):肌ざわりが良く、ナチュラルな印象
  • シャンブレー:軽くて風通しがよく、カジュアル感も演出

※ポリウレタンは伸縮性があり好まれるが、耐久性が低いため、ユニフォームでの使用は要注意です

縫製・立体設計の重要性

肩や肘まわりに余裕をもたせる設計にすることで、動きやすさがグンとアップします。

シルエットの工夫

見た目はスタイリッシュでもしっかりと「動ける」設計に。細かい調整がカギです。

よくあるご質問

Q:相談するだけでも費用はかかりますか?
A:ご相談はすべて無料で承っております。ご相談フォームまたはお電話にてお気軽にご連絡ください。

Q:ユニフォームの価格帯はどのくらいですか?
A:アイテム、デザイン、素材、オーダーする着数によって異なります。

Q:プロダクト掲載の製品以外にも作れますか?
A:もちろんです。完全オリジナルのフルオーダーも承っております。

Q. 導入後の運用についても相談できますか?
A. はい。サイズ交換やリユース品まで一元的に在庫管理なども行っております。

Q. リース契約は可能ですか?
A. リース会社のご紹介の他、既にご契約されている会社へ販売し、リース契約を結んでいただくことも可能です。

まとめ

レストランの制服は、単なる衣類ではなく、お店の世界観を伝えるメッセージツールです。

UNIX TOKYOでは、「着て気持ちよく、動いてストレスがない」そんなユニフォームを、一つひとつ丁寧にご提案しています。

「まずは話を聞いてみたい」「何が合うのか相談したい」そんな軽い気持ちで構いません。どうぞ、お気軽にご連絡ください。