ホテルの制服は、お客様がそのホテルと初めて接する“顔”のような存在です。清潔感や統一感、そしてブランドらしさを体現した制服は、それだけでホテル全体の印象を大きく引き上げる力を持っています。
ここでは、ホテルの制服を見直したいとお考えの方に向けて、制服選びのポイントやUNIX TOKYOのご提案内容、さらには導入事例を交えながらご紹介いたします。
制服で変わるホテルの印象と価値

ホテルにいらっしゃるお客様にとって、最初に目にするのが、スタッフの制服です。制服の清潔感や統一感によって、ホテル全体の第一印象が左右されることも少なくありません。
たとえば、クラシカルなホテルであれば上品なスーツスタイル、リゾートホテルであれば明るく軽やかなデザインといったように、制服を通じてホテルのコンセプトを表現することも可能です。制服が変わるだけで、施設全体の雰囲気やお客様の期待値が自然と高まることもあります。
制服には、「どのようなおもてなしを大切にしているか」「どのようにお客様をお迎えしたいのか」といったホテルの想いや価値観を視覚的に伝える力があるのです。
制服がホテルにもたらす3つのメリット

ブランドイメージの向上
ホテルの世界観に合った制服を導入するだけで、ホテル全体の印象は大きく変わります。統一された美しい制服は、SNSでの話題性や口コミの評価にもつながりやすく、ブランド価値の向上にも寄与するでしょう。
スタッフのモチベーションアップ
「新しい制服を着て、気持ちが引き締まりました」「動きやすく、仕事に集中できるようになりました」といった声をいただくこともあります。快適な制服は、日々の接客にも良い影響をもたらします。
清潔感・ホスピタリティの演出
くたびれた制服や統一感のない見た目では、サービスの質まで疑問視されてしまうことも。清潔感のあるデザインや美しく見えるシルエットは、自然とホスピタリティを感じさせる大切な要素です。
【職種別】制服選びのポイント

ホテル内にはさまざまな職種が存在し、それぞれに求められる制服の条件も異なります。職種に適した素材やデザインを選ぶことが、業務の効率化や印象向上につながります。
フロント・受付スタッフ
重視したい印象:清潔感・信頼感
機能面:ストレッチ性、シワになりにくい素材
ホテルの顔としてゲストと最初に接するフロント・受付スタッフには、清潔感と信頼感を感じさせるデザインが重要です。また、長時間の着用でもシワになりにくく疲れにくい着心地が求められます。
ドアマン・ベルボーイ
重視したい印象:格式・存在感
機能面:防寒性・防水性、重ね着しやすい設計
エントランスでゲストを出迎えるドアマンやベルボーイは、外気にさらされる機会も多いため、防寒・防水などの機能性を備えつつ、ホテルの顔としての品格を感じさせるデザインが理想です。
清掃スタッフ
重視したい印象:清潔感・作業効率の良さ
機能面:通気性、耐久性、洗濯に強い素材
客室の清掃業務は体を動かす作業が多いため、快適にこなせるようにストレスのない着心地が重要です。洗濯に強い素材を選び、お手入れのしやすさも重視したいですね。
レストランスタッフ
重視したい印象:清潔感・信頼感
機能面:汚れに強く、洗濯にも耐えられる素材
レストランスタッフはお食事を提供する場なので、常に清潔感を保てる制服が欠かせません。汚れに強い素材や頻繁な洗濯にも耐えうる生地を取り入れることが大切です。
ウエディングプランナー
重視したい印象:控えめ・上品さ
機能面:ストレッチ性、長時間の立ち仕事への配慮
式の進行や打ち合わせなど多岐にわたる業務をこなすウエディングプランナーには、動きやすく、かつ目立たない控えめなデザインの制服が適しています。
UNIX TOKYOのホテルユニフォーム
私たちUNIX TOKYOには、元ホテルマンやウェディングプランナーなど、実際に現場でサービスを提供した経験のあるスタッフが在籍しています。現場で得た知見を活かし、リアルな使い心地と見た目の美しさを両立するユニフォームをご提案をしています。
フルオーダー
ブランドの世界観を余すところなく表現できる、完全オリジナルの制服を一から制作します。
セミオーダー
既存アイテムをベースに、色や仕様をカスタマイズすることでコストとスピードのバランスを保ちながら、理想に近づけます。
「制服はサービスの一部」という私たちの想いを込めて、お客様の理想に沿う制服を丁寧にお作りしています。
ホテル・ブライダルの事例紹介
ホテル・ブライダルのユニフォームは、かつてホテルマンやウェディングプランナーだった私たちが得意としている業種のユニフォームです。
現場の声を反映させたユニフォームの数々は、ホテルや式場のインテリアに馴染むデザインであることはもちろん、目指す接客スタイルを叶えられるか、快適な着心地であるかという視点も大切にしています。
ザ セレスティンホテルズ / 三井ガーデンホテルズ

株式会社三井不動産ホテルマネジメントが運営する「ザ セレスティンホテルズ」「三井ガーデンホテルズ」の新しいユニフォームのデザインコンセプトは“Relaxing Good Time”。ゲストに親しみやすさを感じていただきながら、スタッフが快適に着用できることを重視しました。
アースブラウンのジャケットやノーカラーのバンドカラーシャツを採用したほか、パンツとスカートの選択が可能で多様性を表現しています。袖は9分丈で調整でき、内側には多機能ポケットやインカムループを装備。
軽量で機能性の高い素材を使い、インナーはウォッシャブルでノーアイロンで着用可能です。表地にはリサイクルペットボトル素材を使用し、環境にも配慮したユニフォームとなっています。
Halekulani OKINAWA(ハレクラニ沖縄)

恩納村の美しい海岸線にある「Halekulani OKINAWA」は、ホノルルを思わせるインテリアと豊かな自然が魅力。ハワイで100年以上の歴史あるホスピタリティを沖縄で体感できる高級リゾートです。
ハレクラニホテルの伝統的なユニフォームのエッセンスを残しつつ、沖縄の気候に合わせた着心地を追求。パンツの丈やソックスまで決まりを設けて統一したスタイリングは、スタッフにとってスイッチのような存在となっています。
THE AOYAMA GRAND HOTEL(青山グランドホテル)

ファッションの街、青山の顔となるべく生まれた「AOYAMA GRAND HOTEL」の制服は、時代背景を纏い、ファッショニスタや多くの来訪者におもてなしの心を伝えるデザインとして誕生しました。
かつてアイビールックが大流行を見せた時代を彷彿とさせる、ブレザーにボタンダウンシャツを合わせたスタイルを採用。かわいらしい印象になりがちなプリーツスカートも、品よくまとまるようにアップデートしています。
WITH THE STYLE FUKUOKA(ウィズザスタイルフクオカ)

博多駅近くのアーバンリゾートホテル「WITH THE STYLE FUKUOKA」は、非日常空間と洗練されたインテリアで、訪れる人に特別なひとときを提供しています。
今回の制服リニューアルでは、レストランと宿泊フロントの一体感を重視し、管理効率とリゾート感を両立。女性は涼しく上品なベストとパンツ、男性はフォーマルさと快適さを兼ね備えたベージュセットアップを採用しました。
婚礼サービススタッフも統一感あるデザインに一新され、動きやすさと美意識を両立。スタッフからも高評価で、ホテルブランドの魅力を高めています。
ONE FUKUOKA HOTEL(ワンフクオカホテル)

2025年4月、天神にオープンした「ONE FUKUOKA HOTEL」は、4つのレストラン&バー
と41の客室を備えた、ビジネスからレジャーまで使いやすいホテルです。スタッフの制服はネクタイなしのノーカラーセットアップを採用し、堅苦しさを排除。肩の力を抜いた雰囲気を大切にしています。
施設のコンセプトカラーのグレージュ・ベージュで明るく統一し、男女ともワイドパンツで動きやすさを追求。裾を外に出す新スタイルのシャツは着崩れしにくく、体型を問わず着やすい設計です。
デザインコンセプトは「風を感じる制服」で、ホテルのゆったりとした時間の流れを体現しています。
ホテル シギラミラージュ

宮古島シギラセブンマイルズリゾートの「ホテル シギラミラージュ」では、モダンラグジュアリーを体現するフォーマルなセットアップユニフォームを導入。
首元が涼しく快適なマオカラーと、肌触りの良い凹凸生地シアサッカーを採用。タイトなシルエットでありながら腕の可動域を確保し、動きやすさを実現しています。
ポジションごとに色分けした共通デザインで、管理も効率的なオーダーメイドユニフォームです。宮古島の気候に適した快適な着心地で、お客様にも爽やかな印象を与えます。
MIRROR MIRROR(ミラーミラー)

現代女性向けの多様なウェディングドレスを扱う「MIRROR MIRROR」では、ショップのキーカラーであるネイビーを基調にした新たなワンピースを導入しました。
ドレスコーディネーターの動きやすさを重視し、肩にボリュームを持たせたパワーショルダーやAラインのエレガントなシルエットを採用。自宅で洗濯可能で扱いやすさも配慮しています。また、マネージャー用にはよりフォーマル感を高めたデザインの1着も用意しました。
肩肘張らず、軽やかな女性らしさを引き立てる制服です。
THE TREAT DRESSING(ザ トリート ドレッシング)

「THE TREAT DRESSING」は世界中から旬なウェディングドレスを厳選し、多くの花嫁に支持されるドレスショップです。店舗ごとに異なる内装とともに、スタッフの制服もブランドの世界観の重要な一部として重視されています。
ドレスコーディネーターやアシスタント、マネージャー、アトリエスタッフの制服5アイテムをリニューアルし、社内公募デザインをベースに機能性を追求しました。
女性らしい上品さを演出するワンピースや、新たに加わったパンツスタイルで動きやすさも確保。現場経験者の声を反映した制服は、スタッフのモチベーション向上に貢献しています。
ユニフォーム制作の流れ

UNIX TOKYOにご依頼いただいた場合、次のようなスケジュールで進めていきます。経験豊富な専任スタッフがご相談から納品までわかりやすく丁寧にサポートいたしますので、安心してお任せください。
フルオーダーの場合(納品まで:約6ヶ月)
ヒアリング:まずはお客様と対話しながらユニフォームに求めるご要望やお客様のことを理解していきます。その中でお客様が本当に解決したいことを考えます。
デザイン提案:ホテルのあるべき姿をデザインで表現し、そのホテルらしさが際立つオリジナルユニフォームを提案します。
サンプル制作:決定したデザインをもとにサンプルを制作し、実際にご試着いただいて見た目の印象や着心地、強度などを確認します。
採寸:採寸が必要なアイテムについては、採寸用サンプルによりスタッフのみなさんお一人おひとりのサイズを確認し、調整していきます。
量産:国内または海外の工場にて生産し、最終検品まで行います。
納品:お客様のもとへお届けします。追加生産のタイミングで新たなご要望などを反映することも可能です。
セミオーダーの場合(納品まで:約4ヶ月)
ヒアリング:まずはお客様と対話しながらユニフォームに求めるご要望やお客様のことを理解していきます。その中でお客様が本当に解決したいことを考えます。
アイテム選定:弊社の既存アイテムの中からご要望に合わせてアイテムを選定します。
量産:国内または海外の工場にて生産し、最終検品まで行います。
納品:お客様のもとへお届けします。追加生産のタイミングで新たなご要望などを反映することも可能です。
ホテルの制服選びに役立つ豆知識

ホテルの制服選びでは、色や素材、デザインにひと工夫加えることで、より効果的な印象づくりが可能になります。ユニフォームを作る際に知っておくと役立つポイントをご紹介します。
ユニフォームの色は心理効果を考慮すると◎
ネイビーやグレーは信頼感や落ち着きを演出し、ベージュや白は清潔感を印象付けます。
職種に合わせた素材選び
たとえば、ベルスタッフや客室清掃のような動きの多い職種では伸縮性のあるストレッチ素材を採用することで、作業効率にも直結します。
視認性の良いロゴ・刺繍を取り入れる
特に外国人客が多いホテルでは、英語表記やピクトグラム的な要素を取り入れるなどの工夫が求められます。
よくあるご質問
Q:相談するだけでも費用はかかりますか?
A:ご相談はすべて無料で承っております。ご相談フォームまたはお電話にてお気軽にご連絡ください。
Q:制服デザインの持ち込みは可能でしょうか?
A:はい、可能です。ご希望のデザインでユニフォームとして最適な生地などをご提案した上で制作いたします。デザインのイメージがない場合も、お打ち合わせの中でお客様が描きたい未来をデザインに反映させたユニフォームをお作りいたしますのでご安心ください。
Q:ユニフォームの価格帯はどのくらいですか?
A:アイテム、デザイン、素材、オーダーする着数によって異なります。まずはご希望をお聞かせください。
Q:プロダクト掲載の製品以外にも作れますか?
A:もちろんです。完全オリジナルのフルオーダーも承っております。
Q. 導入後の運用についても相談できますか?
A. はい。サイズ交換やリユース品まで一元的に在庫管理なども行っております。
Q. リース契約は可能ですか?
A. リース会社のご紹介の他、既にご契約されている会社へ販売し、リース契約を結んでいただくことも可能です。
まとめ
ホテルにおいて制服は、ゲストがスタッフに抱く第一印象を左右する大切な要素です。見た目の印象だけでなく、「このホテルなら安心できそう」といった期待感にもつながる、いわばおもてなしの入り口とも言える存在です。
UNIX TOKYOでは、洗練されたデザインと動きやすさを両立したユニフォームをご提案しています。現場でのリアルな声や業務内容に寄り添いながら、ブランドイメージにふさわしい一着をお届けします。
「制服のこと、ちょっと相談してみたい」そんな段階からでも大歓迎です。どうぞお気軽にお問い合わせください。



