働く人がより快適に、心地よく過ごせる現場を目指して誕生した、UNIX TOKYOのオリジナルユニフォームブランド「NEUTRISM(ニュートリズム)」。
機能性とデザイン性の両立を追求し、ニットやプリーツなど柔軟な素材を取り入れながら、働く人のための新しいスタンダードを提案していきます。
今回は、その第一弾となるウィングチップニットシューズを紹介します。
サービス業の現場から生まれたブランド ― NEUTRISMとは
NEUTRISM(ニュートリズム)は、“新しい(NEU)”、“中性(NEUTRAL)”、そして“主義(-ISM)”という3つの言葉を組み合わせた造語です。その原点は、堀 和博自身の現場経験にあります。

「大学を卒業してから約10年間、ホテルやレストラン、結婚式場などのサービス業に従事しました。革靴とスーツで走り回ると、仕事が終わるころには足腰が悲鳴を上げ、どっぷりと疲れます。
一日を終えるころには、笑顔をつくることも難しいほどの疲労感で、仕事のあとに“これから一杯”という気持ちも体力も残っていません。
でも本当は、そんな余裕がほしかった。“楽に、快適に働けるものがあったらいいな”と、ずっと思っていました。その想いを形にしたのが、NEUTRISMです。」
UNIX TOKYOが培ってきたデザインセンスと機能美を融合。仕事中の疲れやストレスを中和しながら、心身をニュートラルな状態へ導き、人々が健やかに働くための一助となる――それが、NEUTRISMの使命です。
軽くて蒸れない、痛くならない― 機能性とデザインを両立したシューズ
NEUTRISMが最初に手がけたのは、サービス業で働く人のための『ウィングチップニットシューズ』です。

「固く重い革靴で長時間走り回ると、足腰に相当な負担がかかります。足が蒸れて水虫になったり、臭いが気になったり。夕方になると足がパンパンにむくんで、朝は問題なく履けた靴が、同じ靴なのに信じられないくらいキツく感じる。20代の頃、親会社のホテルや結婚式場で働いていたときに、そういう経験を散々してきました。
だからこそ、仕事中も負担を感じずに走り回れて、仕事が終わるまで笑顔でいられるような靴がほしいと思っていました。そんなときに出会ったのが、ニット素材の靴です。“これなら通気性もいいし、柔らかいから足に負担にならないのではないか”と感じ、プロトタイプの製作を始めました。」
そこから約3年。現場のスタッフに実際に履いてもらい、フィードバックを重ねながら改良を続け、ようやく納得のいく一足が完成しました。
一見、革靴のようでありながら、履き心地はランニングシューズのように軽やかで快適。その秘密は、ニット素材にあります。
ニットシューズの魅力
1.軽さ

片足わずか240g。一般的に「軽量」とされるランニングシューズと同等の重さです。出勤時に履くスニーカーから履き替えても違和感のない軽やかさで、長時間の勤務でも足取りが軽く感じられます。
「ニット素材を採用したことで、革や人工皮革と比べて格段に軽くなりました。靴の重さは疲れに直結するので、身体への負担も軽減できます。素材が柔らかいため、着脱も簡単です。」
2.通気性の良さ
足にほどよくフィットしながらも蒸れにくく、快適な履き心地を実現。長時間の立ち仕事でもムレや臭いを軽減し、水虫などのトラブル予防にもつながります。
「通気性はかなり重視したポイントです。汗がこもらず発散されるので、長時間履いても快適さが続きます。」
3.ジェンダーレス
ジェンダーレス化が進むユニフォームにも合うよう、内羽根式のウィングチップデザインを採用しました。外⽻式よりもフォーマルで、エレガントかつ落ち着いた印象を与えます。
「フォーマルとカジュアル、相反する要素がひとつに融合している点がポイントです。性別や職種に関係なく、誰が履いても“様になる”デザインを意識しました。」
4.アーチサポート
密度の違う発泡EVA素材を使った2層式の3Dインソールを採用。土踏まずと立方骨部分を膨らませることで足裏にフィットし、足が靴の中で前滑りするのを防ぎます。

「インソールが土踏まずにかけてアーチ状になっているので、長時間立っていても、疲れにくい姿勢が保てます。」
⾜の健康は、サービススタッフのパフォーマンスとモチベーションに⼤きく影響します。たかが靴。されど靴。
ニュートリズムは、サービス業の「当たり前」をまずは足元から変えて、働く人々の笑顔を守っていきます。
現場で実感される変化 ― 「一度履いたら、戻れない」
実際に導入いただいた企業の現場からは、うれしい反応もいただいています。
あるレストランでは、ひとりのスタッフがNEUTRISMのシューズを気に入り、「これ絶対履いた方がいい」と仲間にすすめたことをきっかけに、スタッフ全員が購入。最終的にはお店の公式支給品として導入されました。
「忙しいお店やホテルだと、1日に3万歩歩くこともあります。実際に1年ほど履いてくれたホテルマンからは、“革靴のときに比べて疲れが半分以下になった。一度履いたら、もう他の靴には戻れない”という声も届いています。」
サービス業の現場を支える――NEUTRISMが担うこれからの役割

サービス業は、人々の生活に欠かせない仕事です。しかし、リモートワークが可能な職種が人気を集める中、体力的に厳しいサービス業は敬遠されがちなのが現実。せっかく採用しても、現場の過酷さについていけず、「こんなにきついんだ」とすぐに辞めてしまうケースも少なくありません。
特にホテル業界では、フロント業務だけでなく、客室やバックオフィスなど複数の業務を掛け持ちすることが多く、スタッフ一人ひとりに大きな負担がかかっています。
近年では、ホテルのフロントにハイチェアを設置して、少し足を休ませられるようにするなど、体への負担を軽減する工夫も見られるようになりました。働く人の身体的なストレスを減らすことは、労働環境の改善にとどまらず、業界全体の人材確保や定着にもつながる重要な課題です。
「これからは、従業員を守る仕組みをつくっていくことが大切です。それが人材確保に繋がり、業界全体を盛り上げていくために必要な要素だと考えています。NEUTRISMも、その一端を担えたらうれしいですね。」
働く人を、もっと自由に――次の展開へ
NEUTRISMでは現在、次のステップとして、ニットやプリーツなど、デザイン性が高く、体型や動きにしなやかにフィットする素材を使ったウェアの開発を進めています。

プリーツを採用したユニフォーム
「どれだけいいホテルやレストランが増えても、現場を支える人がいなければオペレーションは回りません。 サービスの質も、人の力があってこそ保たれるものです。
そのために、制服が快適であることはもちろん、スタイリッシュであることも大切です。 “あのホテルで働きたい”、“あのレストランってかっこいい”――そんな憧れを生むようなユニフォームづくりを目指しています。」
今後のNEUTRISMの展開にも、ぜひご期待ください。

NEUTRISM(ニュートリズム)ウィングチップニットシューズ
価格:9,900円 (税込)
カラー:黒
サイズ:WOMEN 35-39( 22.0 – 25.0cm )/ MEN 40-44( 25.0 – 28.0cm )
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お問い合わせ:UNIXTOKYO株式会社 TEL 03-5220-7128
制作担当者
堀和博



